肝硬変 腹水 予後

腹水を引き起こしている肝硬変の予後とは

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 肝臓には3000億個以上の肝細胞があります。
そのため肝細胞の一部が機能しなくなっても他の肝細胞が補って働く機能も持っています。
従って肝細胞の一部に障害があってもなかなか症状が現れず病気の早期発見が妨げられてしまいます。
その結果、肝臓は沈黙の臓器といわれるのです。
このように肝臓は再生能力が高く、炎症を起しても肝細胞が壊れても自分で修復できますがその力が一生発揮するものではありません。
従って修復能力には限りがあり破壊と修復を繰り返していくうちに肝臓が繊維化して硬くなってしまいます。
そして肝臓が十分に機能しなくなってしまう状態が肝硬変となります。
この状態は肝臓の働きがどの程度保たれているのかによって肝機能が低下していない代謝性肝硬変と機能を十分に果たせなくなった非代償肝硬変に分けられます。
そして後者の場合は腹水や浮腫、黄疸や肝性脳症などの合併症が現れます。
中でも腹水はこれらの合併症のうち最初に出現することが多くなります。

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肝硬変によって腹水がたまる状況に陥ってしまうと余命が少なく生存期間が短いことが多くなります。
そのため腹水が発症すると病院では病気の末期症状と判断して担当医から余命を宣告されることがあり、非代償製肝硬変の予後、5年生存率がおよそ40%と報告されています。
しかし、腹水は合併症の中でも早い段階で発症することが多いため腹水がコントロールできた時、余命は延びると考えられます。
繊維化が進んだ肝臓は元のように戻ることはありません。
しかし進行を遅らせることはできます。
また代償性肝硬変の予後は60ヶ月後の生存率はおよそ80%と高くなります。
さらに代償性の状態にあっても進行しないように気をつけて維持管理している人は非代償性の状態が続いている人と比べて予後が著しくよくなる事がわかっています。
ですから定期的な血液検査を受けて肝機能をチェックしたり肝臓に負担がかからないようアルコールを控えたりストレスをためないなど生活習慣に気をつけたりすることが重要となります。

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