肝性腹水とは

肝性腹水とは何でしょうか

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肝性腹水とは肝硬変によって引き起こされる症状の1つです。
そもそも肝硬変とは、読んで字の如く肝臓の組織がカチカチに硬くなって正常に機能しなくなってしまう病気です。
肝性腹水とはその時に起きるものであり、腹腔と呼ばれる腹部にある空洞部分に水が溜まっている状態を指します。
肝硬変になると主に腹水・食道静脈瘤・肝性脳炎の3つの症状が現れます。
肝性腹水とは肝硬変で見られる最もメジャーな症状であると同時に、肝硬変の初期の段階から見られるものです。
腹水が溜まると俗に言う「カエル腹」になり、体重が増えたり足がむくんだり、オナラが出やすくなったりします。
これは肝臓におけるタンパク質の生成が減少し、リンパ球で生成されるタンパク質が増加することが原因です。
2種類のタンパク質の均衡が崩れると、浸透圧によって血管から水分が滲み出して来ます。
この水分こそが腹腔に溜まる肝性腹水の正体です。
肝性腹水は外見からも分かりますが、腹部エコーで体内を見れば正確な量を把握することが可能であり、肝硬変の進行度合いを知るための重要な情報源と言えます。

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2つ目の症状は食道静脈瘤です。
これは食道や胃の粘膜の下にある静脈が凸凹に蛇行して瘤のようになったものです。
もしもこの瘤が破裂した場合には大量出血し、吐血と下血として体外に血液が排出されます。
肝硬変になると肝臓の生命線とも言うべき静脈(門脈)が圧迫され、肝臓に流れ込む血液の量は激減します。
その上さらに静脈瘤が破裂して大出血を起こすと、命の危険もあります。
この食道静脈瘤は3つ目の症状である肝性脳症に繋がります。
本来、血液中のタンパク質によって生み出されたアンモニアは、解毒の力を持つ肝臓で処理されます。
しかし肝機能が低下すると解毒されないままのアンモニアが血液中に留まり、脳にまで達してしまいます。
こうなると意識障害(昏睡)や様々な精神症状が現れます。
肝臓と精神には何の接点もないように思われがちですが、肝性脳症になると気分の浮き沈みが激しかったり、時間や場所が分からなくなったり、異常に興奮したり怯えたりするようになります。
肝硬変に伴う以上の3点に対しては病院での治療も行われますが、家庭でも日常生活を送る上で気を配るべきことはあります。
例えば塩分やタンパク質を制限したり、安静にして肝臓や腎臓への血流量を増やしたり、力まないようにしたり、体重の増加に気をつけたりすることが大切です。

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