癌性腹膜炎 腹水 原因

癌性腹膜炎の原因と腹水の関係

スポンサーリンク

 癌性腹膜炎とは、癌が腹腔内に転移して散らばり、腹膜が炎症を起こしている状態です。
腹腔というのは胃や肝臓や卵巣などの臓器と臓器の間の空間のことで、腹膜とは胃や肝臓などの臓器を包む半透明の膜のことです。
胃や肝臓などに発生した癌が腹腔内に散らばるように転移することを、腹膜播種と言い、腹膜播種が起こって癌性腹膜炎となったり、原発癌の手術の時に癌を突き破ってしまい、癌細胞が腹腔内に散らばって癌性腹膜炎となるケースもあります。
癌性腹膜炎になっていると言うことは、癌はかなり進行していてすでに末期である状態だと言えます。
そして癌性腹膜炎は腹水貯留の原因にもなります。
腹水は腹腔内に溜まる水のことで、健康な人でも30〜50ml程溜まっています。
これを生理的腹水と呼び、通常は腹膜から漏れ出して腹膜へ吸収されているものです。
癌性腹膜炎では、腹膜の炎症により水分が腹腔内へ漏れ出して腹水が増加します。
生理的なものとは違って溜まる量は多く、患者に多大な苦痛をもたらします。

スポンサーリンク

 

その他の癌性腹膜炎の症状では腹痛や腸が癒着して起こる腸閉塞などがあげられます。
腹水の中に栄養成分やたんぱく質が漏出しているので、栄養失調になることもあります。
腹水が増えすぎると呼吸苦や腹部膨満感、嘔気、嘔吐、食欲低下、全身の浮腫も症状としてあらわれます。
腹膜炎は、すでに癌細胞が腹腔内に散らばっている状態ですので、治療は難しく、対症療法をするしかありません。
原因となっている癌の治療として抗がん剤の投与もありますが、副作用によって患者本人が苦しめられたり体力の低下を招いて死期を早めることにも繋がりかねないため、積極的な治療はあまり行われません。
苦痛の原因を取り除く緩和医療がメインになります。
腹水が多く呼吸困難や腹部膨満感、嘔気などの症状が強い場合は、お腹に針を刺して水を抜水する方法がありますが、抜水しても再び水が溜まるので、症状緩和の効果は一時的です。
体への負担も大きいので、積極的には行われませんが、それでも患者が希望する場合は行います。
医師は患者と相談しながら、できるだけ苦痛を取り除き、生活の質を上げられるように努めます。

スポンサーリンク

記事の内容は気に入っていただけましたでしょうか?

もしも当記事を読んで気に入って頂けましたら、
ソーシャルメディアボタンで共有して頂けますと非常に嬉しいです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ページ

腹水が溜まる原因として子宮がんが挙げられます
腹痛や下痢や吐き気の原因や症状や治し方あれこれです。
癌性腹水とはどのような症状
腹痛や下痢や吐き気の原因や症状や治し方あれこれです。
胃がんの症状に腹水がありますよ
腹痛や下痢や吐き気の原因や症状や治し方あれこれです。
腹水症状が見られる末期がんの余命とは
腹痛や下痢や吐き気の原因や症状や治し方あれこれです。