癌性腹水とは

癌性腹水とはどのような症状

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癌は日本国内での死因第1位であり、年間30万人以上の人が亡くなっています。
現代の医療では初期の癌では完治させることができるようになってきていますが、進行癌では未だ完治させることは難しい状態です。
癌になると進行していくにつれて様々な症状があらわれます。
癌性腹水もそのひとつになります。
癌性腹水とは一体何なのか、見ていきましょう。
腹水とは、腹腔内(胃や肝臓などの臓器と腹膜の間の隙間)に溜まる水のことです。
健康な人でも生理的腹水と言って30〜50mlほどは溜まっています。
胃や肝臓などの臓器を覆っている薄い半透明の膜のことを腹膜と言い、腹水は腹膜から少量ずつ腹腔内に出てきて腹膜へ吸収されます。
癌性腹水とは癌によって発生した腹水のことです。
癌によってたくさん腹水が作られ腹腔内に貯留するので、腹部は膨らみ妊婦のようにパンパンになり、様々な不快な症状があらわれます。
癌性腹水とはどんな症状があらわれるのか、どんな治療法があるのか、次に見ていきましょう。

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癌性腹水が溜まる原因として、腹膜への癌の浸潤があります。
腹腔内に癌細胞がばら撒かれることを腹膜播種と言います。
胃癌や卵巣癌など腹部の臓器にできた癌が増殖して腹膜へ転移し、腹膜播種をおこし癌性腹膜炎を起こすのです。
炎症が起こると水分が漏れ出して腹水となります。
また癌の進行により肝臓の機能が低下するとアルブミンが作られなくなります。
アルブミンは血液の水分を保たせたり細胞から水分を血管内に引き入れる作用があるのですが、アルブミンが減ると血管内の水分を保つことができず、外へ漏れ出て腹水として腹腔内に溜まることになります。
腹水が過剰に溜まると、腹部膨満感、嘔気、食欲低下、息切れなどの症状があらわれます。
また腹水が溜まる状態の人は、腹水以外にも体の中に水が溜まりやすく、下肢浮腫や全身の浮腫が出ることが多いです。
癌性腹水の治療では、利尿剤を投与し体の中の余分な水分を排出させる治療やお腹に針を刺して腹水を体外に排出させる腹水穿刺があります。
腹水穿刺は腹水を体外に直接排出させることができるので、排出後の患者は体が楽になるのですが、すぐに腹水が溜まり元どおりになります。
体への負担があるので頻回には行えません。
他にはモルヒネを投与し苦痛を取り除く緩和医療があります。
末期状態では腹水の根本治療ではなく、うまく治療を組み合わせて癌性腹水の苦痛を取り除くことが優先されます。

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